渋谷のある場所からお酒を呑みながらお届けします。
今回はクラウドファウンディング(IndiegogoやMakuake)で話題を集めている、ポケットに収まるPC(パソコン)「GPD Pocket」が手に入りましたので実機レビューしたいと思います。
実機レビューは解説後にあるので興味ない方は飛ばしてレビューへどうぞ。また記事の最後に英語ですが詳しい仕様もあるのでそちらも。
ちなみにDaiking(僕)は時間・場所に限らずどこでもブログを書いてレビューします(笑)
ポケットに入るノートPC「GPD Pocket」とは?
GPD Pocket は中国・深圳市(シンセン市)のゲーム機器のハードウェア企業「GPD社」が、海外クラウドファンディングサイト Indiegogo(インディゴーゴー) で出資を募り実現したコンパクトPCです。
「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」などのアイデアや事業計画を持つ起案者が、専用のウェブサイト(CAMPFIREなど)を通じて、世の中に呼びかけ共感した人々から広く資金(お金)を集める方法です。
ちなみに深圳市(シンセン市)は「中国のシリコンバレー」と言われています。今や中国の若者にとって必須のQQメッセンジャーや微信(ウィーチャット)のテンセント(騰迅)社をはじめとして、iPhoneなどの生産を請負うEMS大手のフォックスコンなど、中国のハイテク企業などが集結している今最も注目される都市の1つです。
GPD Pocket は最終的に世界中で300万ドル(3億円)以上を集め世界で話題に。日本のクラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)でもプロジェクトが開始。
500万円の目標金額に対して、約9700万円(達成率1957%)を集め大成功しています。
GDPポケットはコンパクトPCだけどもパワフル
外見はまさに小さいAppleのMacbook Air(マックブックエアー)と言っていいでしょう。しかし重量はわずか480gとMacbook Air 11 inch(1.08kg)の半分以下。
毎日スマホを持ち歩くように、ポケットにパソコンを持ち歩けます。ポケットからこのPC出てきたら面白くない?
スペック(性能)もMacbook Airと同等の、8GBのメモリー搭載で容量も128GBと小型とは思えない性能。
ディスプレイ画面は7インチですが「HDMI-microケーブル」搭載なので、モニターと繋げば、大画面で操作できます。ちなみにディスプレイにはゴリラガラス3が使用されています
さらに現在主流になりつつある「USB-Type C」端子も。もちろんUSB端子でもOK。
端子が少なくて心配な方も安心を。USB-Type CのハブをつければiPhoneの充電、SDカードも使用可能。
7000Ahのバッテリー駆動時間は約12時間。OSはWindows10でCPUはクアッドコアです。
CPUは人間で言う脳みそのことで、クアットコアなので4つ脳みそがあることになります(多い方が基本的に良い)。
つまり見た目は小さくて可愛いけども、動作はサクサクとデキるヤツなんです。
GDPポケットは実用性×ファッショナブルなPC
GPD社のコンセプトとしてはGPD Pocketを実用性があり、かつファッショナブルでおしゃれなPCにしたいと考えました。
Macbook AirやSurfaceはファッショナブルであり、軽く薄い。だからこそ愛されています。GPD社はそこに小型(小ささ)と言う要素を加えました。
GDPポケットをハブで実機レビュー
今回はイギリス行った気分でHub でレビュー。本当に「小型のMac」と呼べるにふさわしいシンプルで洗練されたデザインかつメタルボディーです。
スティーブ・ジョブズがこれ見たらなんて言うだろう。
画面が見づらくて申し訳ないですが、小さいけどきちんとWindows 10が動いている。信じられない。
後ろのぼかしなし写真もついでに。ちなみ写真は全てHuawei P10で撮影しています。簡単に一眼レフのよう写真が撮影可能です。
右側に付いている端子も充実しています。イヤホンジャックももちろん搭載。左からUSB-TypeC、Micro HDMI、イヤホンジャック、USBがあります。
熱を逃がすためのファンも、Macbook Airと同様に上手く本体に内蔵されています。ほんとに中国パクるの上手ですね笑
裏にはなんと日本で使用できる証の技適マークが付いています。
小さいキーボード入力には慣れが必要
サイズが小さい分、気になるのはキーボードの打鍵感です。どうしてもサイズが小さくなると打ちづらくなります。
実際にキーボードを打ってみましたが、意外と悪くない。むしろいい。ただキーボードの配置が少し特殊なので慣れが必要ですね。ぜひ動画で実際の様子をご覧下さい↓
サイズ的にMacのようにトラックパッドはないので、中央にある丸いボタンのようなものを動かしマウス操作します。(トラックポイントと言うそうです。後で調べました笑)
取り外し可能なので、自分の好みのカラーに換えてみるのも良いかもしれませんね。
またキーボードの大きな欠点を発見しました。これややこしいですが、Deleteボタンでは文字は消えません笑。Deleteボタンの上の×印(バツ印)のボタンで文字を消せます(フェイントかよ、しかも小さい)。
完全な欠点が×印(バツ印)のボタンの上に電源ボタンがあること。つまり間違えて電源消してしまう(厳密にはスリープになる)。
例えばタイピング中に「えっ?画面消えた・・・」のようにいきなり画面が消える(笑)ことが何回かありました。
ボタンが小さいため、謝って押してしまうんですよね・・・。慣れれば減るかもしれませんが。
GDPポケットの画面を倒してゲーム機的にも使える
GPD社はもともとゲーム機を製造していたこともあり、ここら辺はきちんと考えられています。DSみたいに画面倒せます。小型機ならではの利点ですね。
まとめ:GDPポケット実際に使用した感想
サイズが小さいのでキーボード入力等には慣れが必要ですが、総じてサクサク動きハイパフォーマンスなPCでした。さすがにGDP Pocket単体でゴリゴリに作業するのは厳しいです。
しかしちょっとした書類をエクセルやパワーポイントで修正や作成なんていう「ビジネスマン・ウーマン」とかオススメ。Photoshop(フォトショップ)などのAdobe(アドビ)ソフト類も問題なく動きましたし。
文章書く「ライターさんやブロガーさん」には気軽に持ち運びできてピッタリ!な気がします。出先で編集捗りそう。
活用の仕方は使い方次第でかなり広がりますね。
GPD ポケット2も発売開始。メモリ8GBのブラックモデルも
Intel Core™ m3採用でパフォーマンスが飛躍的に向上したGPDポケット2も登場しています。
最も薄い部分で厚さ8mm。初代機のGPD Pocket地比較すると57%薄くなっています。重量はわずか465g、これは初代機GPD Pocketよりも15gの軽量化に成功。『GPD Pocket 2』 は 7インチIPS 1920×1200解像度のタッチディスプレイで、タブレットライクにも使える。