素人がクルマ(中古車)を売りたい場合にどうすればいいのか分からないことが多いのではないか。金額も大きいし誰でも高く売りたいと思うが、それ以上に面倒と感じることが多い。
実際に中古車販売店に時間がない中持っていくのは面倒だし、WEBで一括見積もりなんかすると営業の電話が凄いこともしばしば。さらに玄人の営業マンと値段交渉で安く買い叩かれることも少なくない。
そもそも自分の車の買取価格の相場など素人にわかるはずがない。中古車買取にはそれくらい専門知識が必要なのだ。
そういった今までの問題を解決しようとあのガリバーが本気でアプリを開発したということで、実際に体験してきた。
これは何のアプリ?:ガリバーの新しい自動車セルフ査定アプリ
価格:無料でダウンロード可能
良いところ:手軽に中古車のセルフ査定ができる、チャットで相談可能、買取価格の相場基準がわかる
イマイチなところ:セルフ査定できるのは3台まで
ガリバーオートとは:スマホで車のセルフ査定ができる
ガリバーオートは中古車買取販売台数がナンバー1※の株式会社IDOM(旧ガリバーインターナショナル)が展開する、自動車セルフ査定アプリ。
※2018年9月(株)日本能率協会総合研究所調べ(国内中古自動車販売業の主要小売企業を対象とした「中古自動車販売台数No.1調査」より)
ガリバーオートのアプリ開発の背景として、中古車の査定が初心者にとって複雑化し透明性が失われている問題が。
実際に査定業者との交渉や、営業の電話が大量にかかってくるなどの問題点が浮き彫りになっている中古車市場。情報や知識では敵わない僕ら消費者が、足元を見られて安く売ってしまうことも実際にあるそう。
そんな車の流通を透明化すべく登場したのが、車の査定をお手元のスマートフォンで楽にしかも査定のプロに見てもらえる、今回紹介するガリバーオートだ。
ガリバーオートの査定は3ステップ・スマートフォンで完了
基本的にやることはクルマをスマートフォンで撮影して、質問に答えていくだけ。
❶クルマと車検証(普通自動車は自動入力)を撮影する
❷車種や走行距離などを入力
❸査定結果をチェック
後ほど実際に試しているが、所要時間は約3〜5分ほどで完了。慣れれば1分ほどでできるようになるとのこと。非常に簡単で、感覚的にはフリマアプリで出品するのと大差ない感じだ。
ガリバーオートの仕組み:ノウハウと独自AIでスピード査定
ガリバーが今まで中古車販売で培ってきたノウハウや実績と独自のAIに裏付けられた、プロの査定価格を簡単にチェックすることが可能に。
中古車の査定には非常に高度で複雑な専門知識が必要。そのガリバーのノウハウと独自のAIを融合することで今まで以上に査定スピードがアップ。
またクルマ撮影時にはアプリを通じて国土交通省のAIRIS(自動車検査登録情報提供サービス)にアクセス。AIRISにより車両情報が自動で入力されるので、スピーディーかつ安心な査定が実現した。
ガリバーオートの提供機能:ただ査定するだけではない
僕は勝手にAIにより自動で価格査定を出すアプリと思っていたが、ガリバーオートはそれを超えてくるアプリだった。
自動で査定ができるのは約70-80%の中古車で、残りの20%ほどは自動査定ができない(希少や特別な車など)。
このような場合は人力でプロの査定士が査定してくれる。つまり自動化のAIと人力が融合した良いトコドリをしているのだ。
またチャット機能が付いていてガリバーオート専用のプロのプランナーに直接質問や相談ができる。このチャット機能が非常にこだわったポイントということで、初心者には非常にありがたい機能ではないか。
みんなのクルマ:他の人がどれぐらいで売ったのかがチェックできる(ガリバーでの買取実績)。
アピール査定:買取金額が希望に合わない場合は希望査定額を相談(アピール)できる。
未来の査定予測:将来の査定価格の予想がわかる。1ヶ月後、3ヶ月後の査定価格を知れる(リセールバリュー)。
ガリバーオートでセルフ査定を実際に体験してみた
実際にデモ用の中古車が用意されており、ガリバーオートでの中古車のセルフ査定を体験してみた。アプリのチャット機能のようにプロのプランナーの方に付いてもらい、楽しく体験。
ガリバーオートのアプリでセルフ査定を体験
こちらの画面がトップ画面。オート査定を始めるボタンで開始。
そうすると車の種類を選んで次に進む。とてもシンプルで初心者にもわかりやすい。
ガリバーオートで車体とナンバープレートを撮影
まずは車体の撮影。白い四角い枠にナンバープレートが入るように撮影。
以上で車体の撮影は完了。めちゃくちゃ簡単。
ガリバーオートでメーターパネルを撮影
査定に大きく影響してくる走行距離を知るために、メーターパネルを撮影。今回は体験なので走行距離は写してないが実際はODOメーターと走行距離が映るように撮影する。
軽自動車は車検証が必要。普通車はAIRISで自動入力
普通自動車の場合は国土交通省のAIRISと接続して自動で入力してくれるので自動で車体情報が入る。
ただ軽自動車の場合はAIRISに情報がない為、車検証の撮影が必要だ。といってもスマホで撮るだけ。
あとは車検証の右から3つのQRコードを読み取って終了。合わせて10秒もあれば終わり。
車体の色やモデル。走行距離を入力し査定完了
クルマの色や走行距離や傷の有無などの車体の情報を入力していく。
確認画面後に車体の色やモデル、傷などの修復歴があるかなどの情報を入力すれば完了だ。モデルやATかなどが初心者にはわかりづらい。こんな時にチャットで質問してみるのもあり。
査定金額が提示。交渉や比較もできる
そうすると査定金額が出される。3-5分程あれば完了するので、営業マンや買取会社と無駄な交渉も時間も使わなくて済む。
みんなのクルマ:他の人がどれぐらいで売ったのかがチェックできる(ガリバーでの買取実績)。
アピール査定:買取金額が希望に合わない場合は希望査定額を相談(アピール)できる。
未来の査定予測:将来の査定価格の予想がわかる。1ヶ月後、3ヶ月後の査定価格を知れる(リセールバリュー)。
さらに自分の査定が高いのか低いのか分からない方も多いだろう。そこで便利なのが「みんなのクルマ」 という機能。
自分が査定したクルマと同じまたは近い車種などの実際に行われた買取実績と比較できるのだ。これを見れば例えば年式が古いから安いのか・走行距離が少ないから高いなど、金額の理由もわかる。
また買取金額に満足いかない場合も「アピール査定」という機能があるので、理由を添えて交渉も可能だ。
また将来の査定価格を予測する「未来の査定予測」で参考にするのも良いだろう。
※査定予測金額については、あくまで予想価格となりますので、買取金額を保証するものではありません。※1ヶ月間隔で走行距離+1000km、車検残り-1ヶ月を基準に価格変動を想定しております。また車両状態は査定時にご入力頂いた内容の状態で算出しております。
まとめ:ガリバーオートで査定簡単すぎる。空いた時間にサクッと車査定どう?
実際に開発責任者の方からお話を聞いたり使用してみたが、ただの査定アプリだけども、ただの査定アプリじゃない。
つまりAIなどの人工知能や自動化を進めつつも、それを裏づけるノウハウやチャット相談・査定の人力の部分が融合された非常に完成度の高い自動車セルフ査定アプリ。
中古車査定の透明化にも非常に共感できるし、車の手放し方も提案の幅も広がって行きそうだ。例えばそのまま売却する以外に、フリマアプリに出品・カーシェアなどの選択もできる。
これらが一つに詰まった完成度が高いアプリ。隙間時間に自分の車がどれくらいで売れるのかチェックしてみるなんて楽しそう。
※本記事に使用しているアプリ画面仕様はイメージです。一部デザインや仕様が変更されている場合がございますのでご了承ください