六本木クロッシング展2019。想定外の連続に驚かされる現代アート集まりだった

たまに美術館に行くことはあるが、六本木の森美術館に行くのはこれが初めて。

ピクサー展を観る目的で行ったのだが、ついでに寄った「六本木クロッシング展2019」が色んな意味で凄かったので紹介したいと思う。まさに想定外の連続で、発想力が鍛えられた。

ちなみに1800円でピクサー展と一緒に観ることが可能

六本木クロッシング展2019:つないでみる
開催場所六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー53階)
開催期間2019年2月9日(土)~5月26日(日)
時間10:00〜22:00(最終入館は21:30・火曜のみ10:00~17:00)
入場料【当日券】一般1,800円、大学生・高校生1,200円、4歳〜中学生600円

日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、森美術館が2004年から3年に1度開催しているシリーズ展。「予想もしない」ような作品を日本人アーティスト25組が出展。

六本木クロッシング展とは【3年に一度開催される現代アート総覧会】

六本木クロッシング展」は六本木ヒルズ内の森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展。

第6回目の開催となる今回は、シリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターで共同キュレーションを行い、1970-80年代生まれを中心とした日本のアーティスト25組を紹介。

出展作家は森永邦彦によるアンリアレイジ、青野文昭、万代洋輔、土井樹+小川浩平+池上高志+石黒浩×ジュスティーヌ・エマール、毒山凡太朗など。またナビゲートする音声ガイドは秋元梢が務める。

六本木クロッシング展2019は3つの鍵がテーマ

第6回目の開催となる2019展は3つの鍵がテーマ「①テクノロジーを使ってみる②社会を観察してみる③ふたつを繋いでみる」となっており、最新の技術や理論をそれぞれのアーティストの独自の世界観が広がっている。

「六本木クロッシング2019展:つないでみる」は、現代の表現を通して見えてくる「つながり」に注目します。情報通信技術など、さまざまなテクノロジーが加速度的に進化し、私たちの生活が便利になっていく一方で、それに起因する新たな問題も浮かび上がっています。

価値観の多様性が認められるようになった一方で、オープンであるはずのインターネットが、特にSNSにおいて、意見や認識の同調や共感を助長し、逆説的に閉鎖的なコミュニティを生み出してしまう問題、偏った政治観によって引き起こされる軋轢や拡がり続ける経済格差など、さまざまな「分断」が顕在化しているようです。

こうしたなか、対極のものを接続すること、異質なものを融合すること、本来備わっている繋がりを可視化することなど、アーティストたちは作品を通じてさまざまな「つながり」を提示します。それらは現代社会に対する批評的な視点や発想の転換でもあり、「分断」と向き合うためのヒントとなるかもしれません。新たな「つながり」を通して、本展が日本の今に向き合う有意義な機会となることを期待します。

source:森美術館公式ページより引用

六本木クロッシングの入り口にはピンクの猫

ピクサー展を見終わり、エスカレーターを上がって入り口に行くとそこには巨大なピンクの猫が。

こちらは飯川雄大さんの「デコレータークラブ-ピンクの猫の小林さん-」という作品で、なんとも可愛らしいアートだ。

そして歩いて行くと何やら怪しいロボットのようなものが話している映像が。よくわからないが圧倒された。

車と家具を繋げたアート作品

ふたつを繋いでみた作品がこちら。東北大震災で集取した車などを作品とする青野文昭氏の作品。こういった発想は普段なかなか出てくるものではない。

新進気鋭の現代美術家林千歩の作品

新進気鋭の現代美術家林千歩さんの作品も衝撃を受けた。人工的な恋人らしいが世界観がなんともすごい。

林千歩の映像作品《人工的な恋人と本当の愛》も後ろで流れている。最新のテクノロジーを直接用いているわけではありませんが、人間の短所や情けない性質を備えるAIロボットのユーモア溢れる愛の物語を描き、AIや人工生命の最先端の研究と同じように、私たちの生命や人間性の定義について考えさせられるとのこと。

部屋の中にある海のような作品:目の《景体》

荒神春香、南川憲二、増井宏文からなるアーティストグループ「目」の新作《景体》。大きな部屋の中に海があるイメージで、中に入ると圧倒される。

なんともおしゃれなライトのようなものや、柱かと思えばそれも作品であったりと圧倒されまくり。

また映像作品も多くあり、音が聞こえて暗闇の部屋に入れば動くアートにも遭遇できる。

花岡信宏の木々を使った作品もなかなかだ。木から掘り出したとは思えないほど精巧で素晴らしい。

毒山凡太朗の《あっち》 2019年

初めて見た瞬間は理解不能でしたが、仮面をかぶった人が無言でどこかを指差す映像の意味は、「人々が311震災の被害者」で「差しているのが家の方向」とのこと。

色々と意味があり調べてみると深いのがアート。

アンリアレイジの「A LIVE UN LIVE」

春夏秋冬、それぞれの季節を象徴する花が施された4体の洋服の温度が制御され、配置された花のコサージュは1分ほどでしぼみ、2分ほどかけてゆっくりと花開く「A LIVE UN LIVE」。

会場音楽は、「音時計」をコンセプトに、サカナクション山口一郎とNF青山翔太郎が楽曲を制作。

猫オリンピックの開会式

竹川宣彰の《猫オリンピック:開会式》では1300匹を超える猫のオブジェが周りに敷き詰められている。中央には猫が大好きな魚が散りばめられていたりと、細かいところにもこだわられている。

まとめ:六本木クロッシング2019展はとにかく脳を揺さぶられる

とにかくふらっと寄ったがとにかく「今まで見たことないような光景」が広がっている。深い意味もあり全て理解するのは難しいが、現代アートが気になる方はぜひ。

また一緒にピクサー展も見れるのでこちらもぜひ。

▶︎ピクサー展2019六本木ヒルズに行ってみた。割引・アクセスなども解説

ピクサー展2019六本木ヒルズに行ってみた。割引・アクセスなども解説

六本木クロッシング展2019:つないでみる
開催場所六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開催期間2019年2月9日(土)~5月26日(日)
時間10:00〜22:00(最終入館は21:30・火曜のみ10:00~17:00)
入場料【当日券】一般1,800円、大学生・高校生1,200円、4歳〜中学生600円

日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、森美術館が2004年から3年に1度開催しているシリーズ展。「予想もしない」ような作品を日本人アーティスト25組が出展。

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