イヤホンといえば耳を塞ぐのが一般的で、僕もそれが今日はまでは普通だと思っていた。
骨伝導イヤホンの音質も疑っており、理由としては過去の製品で満足してなかったためだ。
しかしAeropexを試して、それは一変。
耳を塞いで聴くのは、骨伝導イヤホンを使うと「耳を塞ぐのはもう過去の話」と言えるぐらいに、驚いたのでご紹介したいと思う。
特にエクササイズ・ジム・ランニングなどのモチベーションに音楽は最高。レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを頂いた。

これは何のガジェット?:AfterShokzの骨伝導イヤホン
価格(税込):19,998円
良いところ:軽量かつコンパクト、 開放型なのに高音質、快適な装着感
イマイチなところ:長時間装着すると耳の上痛くなる、完全ワイヤレスではない
【YouTube動画レビュー】
AfterShokz Aeropex 開封レビュー

白色の化粧箱は、使っているシーンが分かりやすい女性が描かれている。

グッドデザイン賞をはじめ、「VGP」という、1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードでも金賞を受賞。
「VGP」は、1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。
専門誌など多数のメディアで活躍する評論家10名からなるVGP審査員、毎日製品の品定めをしている全国の有力販売店が参加
VGP公式サイトより引用
音楽好きの批評家からもお墨付き。とはいえ聴いてみないとなんともいえないが。

後ろのデザインもシンプルながら洗練されている。今回頂いたのは「LUNAR GREY(ルナグレイ)」。


箱の帯を横にずらして外し、BE OPENと書かれている方から開ける。
マグネットで固定されている箱で、これは期待できそうだ。
AfterShokz Aeropex の箱を開封レビュー

化粧箱を開けると、広がるランニングコースの景色。アンボックスの体験までこだわりを感じられ、期待が心躍るのを感じる。


AfterShocks Aeropexの本体が登場。
非常にシンプルかつ分かりやすく、Apple製品のような佇まい。付属品のアクセサリー類が右側に収納されている。
AfterShokz Aeropex の付属品など

付属品は以下のモノが同梱されている。順番に見ていこう。
- シリコン製の専用ポーチ
- マグネット充電ケーブル
- 飛行機搭乗時など騒音のある環境下用イヤープラグ(耳栓)
- ユーザーマニュアル
- 保証書(2年保証)


AfterShokz Aeropexにはマグネットで充電する専用ケーブルで給電する。
嬉しいのが1本ではなく、マグネット充電ケーブルが2本付属している点。
リビングと寝室などで使い分けたり、スペアとして持っておくのも良いだろう。

Aeropex本体に近づけると、磁石で引っ付く。
AfterShokz製品でしか使えないという欠点もあるが、充電は非常に楽チンだ。
AfterShokz Aeropex の付属ケースがかっこいい


シンプルでお洒落なシリコン製の専用ポーチも付属。シリコン製なので水に濡れたりしても問題ない。
磁石でカチッと閉まるのでクセになりそう。

面白いのが骨伝導イヤホンなのに、耳栓が付属している点。
飛行機やカフェ・ジムなどでも周りの音を遮りたい時に使う。耳栓すると音楽体験もまた変化する。
AfterShokz Aeropex 外観デザインレビュー


丸みを帯びており、スタイリッシュながらも愛おしさを感じるデザイン。
柔軟性と耐久性に優れたチタンフレームを使用。Aeropexは前世代Airより更に30%小さく、15%も軽い。
最初持った感想はとにかく「軽い」。26gと非常に軽量で、想像以上のコンパクトさに驚いた。

本体の左側にはマルチボタンがあり、音楽の再生や一時停止が可能。
音楽再生時に2回押すと曲のスキップ、3回で曲戻り。長押しで音声アシスタントも起動可能。
マイクもついているので、通話も可能で、マルチボタンで応答する。

Aeropex本体の右後ろ側には、電源ボタン兼音量ボタンで調節も可能。
バッテリー駆動も最長8時間に対応し、普段使いには十分な使用時間。
防水防塵性能のIP67対応で、水泳はできないが水深1mの水中に30分の水没までは問題ない。
AfterShokz Aeropex の装着感・骨伝導の振動あるか


個人的にイヤホンで重視するのが「装着感」。音質が良くても毎日耳に付けるものに「違和感」があっては意味がない。
装着感は非常に良くフィットし、激しい運動でも外れることはなかった。
ただ長時間装着すると、少し耳の上側に痛みを感じることがあった。個人差もあるかもしれないが、ここに緩衝材など柔らかい素材あればなお良かった。
耳を塞がないオープンイヤーデザイン
耳を塞がないため環境音を聞き取りながら音楽を楽しむことができます。
AfterShokz公式ページより引用
特に耳を塞がないで聞こえるのが、非常に不思議な体験。
開放感ありながら音楽が聴けるので、今までのイヤホンの閉塞感に悩まされている方は骨伝導にすぐに試すべき。
骨伝導イヤホン特有の振動は非常に少ない
他の骨伝導イヤホンで体験していた、音楽体験の妨げになるような振動はほぼ無かった。
ただ音量を極端にあげたり、少ないが曲によっては振動を感じる。ただ普段使いでは骨伝導していることを感じることは無いに等しい。
AfterShokz Aeropex の骨伝導イヤホンの音質はどうか

音質については開放型のデメリットで捉えがちだが、骨伝導とは思えないほどクリア。
音質も問題なく耳を塞いでいないからか、カフェの店内で曲を聴いているかの感覚。
PREMIMPITCH 2.0+
振動ユニットが頬骨に対して最適な角度を維持。より深みのある低音と、より少ない振動の両立を可能にしました。
AfterShocks公式ページより引用
低音が強めではあるが、一般的なイヤホンと比較しても良い。骨伝導もここまで進化して来ていると驚き。
AfterShokz Aeropex は音漏れが非常に少ない

骨伝導といえども開放型イヤホンで気になるのが、音漏れ。
Aeropexは音漏れについても従来品のAirより音漏れを50%減少。
実際に他の人に装着してもらい確認したが、非常に音漏れは少ない。音量を上げれば多少聞こえるが、気になるほどではない。
普通の音量では耳を澄ます・非常に静かな環境でもない限り、音漏れはない。
AfterShokz Aeropex レビューまとめ:最強の骨伝導イヤホン


骨伝導イヤホンにはどちらかといえば懐疑派だったが、それを大きく覆された。
耳を塞がないのでPC作業なども開放的に・周りと会話しながら問題なくできる。
また自転車などで、ヘッドホンを装着することが社会問題となるが、耳を塞がないAftershokzを使えば、耳をふさがないので、それもクリア。
つまり環境音を聞き取れるので、外でのランニングやエクササイズも安心安全。
音質や音漏れについても完璧ではないが、一般的なイヤホンと遜色ない・それ以上を実現できているので、一度試してみてはいかがだろうか。