中国のスマートフォンメーカーの「Vivo(ビボ)」がCES 2018(世界家電見本市)で世界初の「画面埋め込み型指紋認証」搭載のスマートフォンを発表・展示しました。
CESではGoogleやSONY・Sunsungなどの各メーカーが様々な製品を発表。これからの未来の最新テクノロジーを担うべく技術力を披露する場として毎年非常に注目される展示会の1つとなっています。
Vivoが発表した画面埋め込み型指紋認証とは?

まずは説明なしにこちらの動画をご覧ください。
今までのスマートフォンの指紋認証といえば、物理的なボタン上にあるのが一般的でしたよね。そのボタンが無くなり、画面上に埋め込まれたということです。
長らく待ち焦がれていたものが世界で初めて実現されました。実はiPhone Xでもこの画面埋め込み型指紋認証が導入されるのではという噂もありましたが、顔認証(Face ID)の採用に。
開発はアメリカのSynaptics社と中国のスマートフォンメーカーのVivoが共同で行ったそう。しかも既に量産が可能とのこと。

Vivoという名前は日本ではあまり知られてないですが、世界スマートフォンシェア第5位のグローバル企業です。特にアジア圏でのシェアはSumsung(サムスン)やHuawei(ファーウェイ)を脅かすほどです。
実際に僕がインドやフィリピンに滞在した際も、よくVivoのスマートフォンは見かけました。

特徴としては中国企業らしく、高機能で低価格というコストパフォーマンスの高さではないでしょうか。
名前はClear IDで既に多くのメーカーが採用予定

AppleのFace IDに対抗してか、この埋め込み型指紋認証の名前は「Clear ID」。Synaptics社のセンサー「Clear ID FS9500」から由来で既に量産が開始されており、複数のメーカーが採用予定とのこと。
Clear IDは指紋認証の際に画面の下部に認証エリアが点灯、認証を終えると見えなくなります。
認証するときに画面上に表示されていますね。これをいつも通りに自分の指先をタッチします。

そうすると指紋の形は消えて無くなります。画面を大きく使いたい全面ディスプレイの時代に求められていた技術ではないでしょうか。
ちなみに現状では画面のどこでも大丈夫と言う訳ではなく、下部のみ認証が可能とのこと。

Face IDのように画面上にセンサーを設置する必要がないため、これから増えていく全画面ディスプレイへのClear IDの需要は確実にあるでしょう。
ベゼルレス(全画面)ディスプレイのシェアは2017年で20%だったものが、2020年には50%を越えると言われています。
Synaptics社によるとClear IDはFace IDに比べて製造コストが2分の1から3分の1程度で、認証スピードも2倍だという。
またセンサーはディスプレイの下にあるので、指が濡れていても認証可能。Face IDのようにマスクや寝起きでももちろん認証できるので、これから広まって行きそうです。



