どこへ行くにもスマートフォンが必須の世の中になりました。とくにGoogle Mapなどの地図アプリは毎日のように使っています。
例えば待ち合わせ場所のカフェや居酒屋探しや、車へ乗った際のカーナビの替わりに使ったりとGPS(Global Navigation System)は必要不可欠なインフラ。
ですが正確な位置情報が出せなかったり、端末のバッテリー消費が早いという問題があります。それを解決するのが「GPSレシーバー」。
今回紹介する「GNS 2000 Plus」はGPSレシーバーとしてGPSの位置精度を上げたり、ロガーとして旅の記録を残したりできる商品です。日本総代理店のリベルタジャパン様から提供頂きました。
これは何のガジェット?:GNS社のGPSロガー
価格(税込):13,478円
良いところ:47g軽量コンパクト、スマホのバッテリーが減りずらい、Bluetoothで繋ぐだけ
イマイチなところ:充電端子がMini USB、充電残量が見えない
GNS 2000 Plus・GPSレシーバー/ロガー開封レビュー
GNS 2000 Plusは透明なプラスチック容器に入れられてきました。思った以上にコンパクトで驚き。
ドイツのテクノロジー企業のGNS ELECTRONICS社の商品になります。製造もドイツで行われているみたいですね。
付属品は充電用のケーブルと日本語の説明書と本体のみ。非常にシンプルな内容物です。
GNS 2000 Plusの外観やデザインをチェック。技適マークも
本体のまわりは手触りの良いシリコンのような素材で覆われています。そして持ちやすい。
海外製品ですが、安心の技適マーク付き。GNSの文字が青く彩られている所もアクセントになっており良いですね。
電源ボタンと接続端子のみとシンプル。ドライブレコーダーやアクションカメラなどで利用されるMini USBのB端子となっています。車での使用を意識したのでしょうが、せめてMicro USBとかにしてほしかった。
別のケーブルを持ち運ぶ手間が増えるので、ここはマイナスポイントですね。
使用するにあたって電源ボタンだけのシンプル構造で、誰でも説明書なしで使えるのはいいですね。
GNS 2000 Plusは141gと非常に軽量でコンパクトな手のひらサイズ
ミニマリストには嬉しいコンパクトで、47gと非常に軽いです。手のひらにポンと乗せられるほど。
iPhone Xと比べて見るとかなり小型なのが、お分りいただけるかと。ポケットに入れて使用していたのですが、あまりに軽いのでポケット入れていたのを忘れてしまうほど。
本体の厚さも7.9センチとほとんどiPhoneと変わりません。これでいて500mAのリチウムイオン電池内蔵で、10時間の使用が可能。
GNS 2000 Plusの使い方はBluetoothで接続するだけ
Bluetooth 接続も非常に簡単で、電源ボタンを入れてスマートフォンなどのデバイス側でつなぐだけ。右側の緑の丸いボタンが光れば、正常にGPS信号を受信できている状態です。
GPSの受信をして、Bluetooth経由でスマホに伝達してくれます。
そして電池容量が少なくなってくると、一番左の電池容量マークが赤くなる。
ここもできれば残りの容量をゲージ等で表示してくれたら、更によくなる。外で電池容量が突然無くなると結構萎えますからね。
GNS 2000 PlusのGPS精度や電池の減りは?iPhone X(iOS)で使用してみた
では実際にiPhone XにBlutoothでつないで、どれほど効果があるのか試してみました。
GNP 2000 PlusはGPS以外にも3つの衛星に対応→①日本の衛星測位システム「みちびき」②EUによる「ガリレオ」③ロシアの「GLONASS」
そのため位置のロストもしづらく位置測定も正確とのこと。それぞれに精度やエリア、 安定性などに強みがあり、これらを併用することで正確な位置情報を安定して受信できます。
スマートフォン単体ではGPSの受信性能が低いため、GPSレシーバーで補完をするイメージでしょうか。
実際にGNP 2000 Plusをつないだ状態とiPhone X単体のほぼ同じ状況で比較。20分ほど Google Mapで正確性と電池容量の減りを比べてみました。
GNS 2000 Plus使ったGPS精度について
使用してみた感想はやはりGNSを使用した方が、正確でレスポンスも速く感じました。ですが流石に100%正確というわけではなく、多少のズレは出ます。
iPhoneの電池容量の減りについて
今回は徒歩で20分弱の使用ということもあり、違いは1%ほどで大きな差は生まれませんでした。
ですが車でのカーナビ使用や海外旅行などもっとヘビーに使用するのであれば、違いは大きく出そうです。長時間使えば使うほど差は大きく出るでしょう。
GNS 2000 PlusはAndoroid(アンドロイド)端末でアプリの使用も可能
あとiOSではGNSへの対応アプリが無いのでここも改善して欲しい点ではありまが、Andoroid(アンドロイド)では様々な値をスマホ上で確認できます。
今回は「Xiaomi Mi A2」でBluetooth GPSというアプリにつないで、緯度や高度などをリアルタイムで実際にみてみます。
Bluetooth GPSで様々な数値をリアルタイムで見れる
これ地味にすごいと思いました。リアルタイムで現在地の高度(Altitude)や緯度/経度(latitude/longitude)などが見れます。
歩く速度もみれるので登山好きの方や旅行の際に重宝しそうです。もちろん普通の地図も見れます。
コンパス機能で東西南北の方向も迷わない。こいつはすごい。
実際に動いた記録(ログ)もリアルタイムで見れます。なんかよくわからんがすごいぞ。
GNS 2000 Plusカーナビ使用・旅行や登山、ポケモンGoと活躍の場は広そう
初めてGPSレシーバー/ロガーを使ってみましたが、コンパクトで意外と使える良いやつでした。「海外旅行でスマートフォンの充電を消費したく無い時」なんて非常に便利だと思います。
GPSの精度などはすごい目に見えて変わるかというと、そこまでは行かないかと。でもスマホ単体よりかは正確だし地図アプリをスマホの電離容量を気にせず使えます。