中国のアップルと言われるXiaomiからピュアアンドロイドが使用できる Aシリーズの最新版が登場。友人からお借りして48MP(メガピクセル)の性能や画面内指紋認証など試してみた。
結論から言うとこれだけ高性能で2万円台で使えるとは驚きのコスパ最強スマホだ。

これは何のガジェット?:Xiaomiのスマートフォン
価格(税込):約20,000円〜
良いところ:48MPのトリプルカメラ、画面内指紋認証、先進的なデザイン
イマイチなところ:画面の解像度が低い、ワイヤレス充電できない

Xiaomi Mi A3とは:Android Oneと48MP高性能カメラ搭載


ボディはXiaomiのフラグシップモデルであるMi 9をベースにしており、デザインが非常に洗練されているのが特徴。ただしディスプレイは有機ELだが解像度は720 x 1560 px (HD+)に留まる。
SoC(スペック)にはミドルクラスのSnapdragon 665が搭載。普段使いをするには十分なスペックで、重いゲームでなければ十分にプレイできる。
Xiaomi Mi A3の外観レビュー:Mi 9をベースに作られた美しい端末


トリプルカメラが搭載されており、iPhone X/Xsのカメラを3つにしたようなデザイン。シンプルだけどエレガンス。


背面ボディには新しくなったXiaomi(シャオミ)のロゴがシンプルに入れられている。またAndroid One搭載を意味するマークも。こちらもシンプルにデザインを邪魔することなくある。

厚さは8.4mmと少し厚めな印象。横から見ると非常にiPhone X/Xsに似ている。

充電端子はUSB Type-Cを搭載。ワイヤレス充電には非対応だが、有線で10Wでの充電に対応している。
Xiaomi Mi A3の6.088インチ画面レビュー

ディスプレイは全モデルの Mi A2と大きく変化。水滴のようなデザインから、ウォータードロップと言われるノッチディスプレイの種類の一つ。シンプルで使いやすい。

画面下側のベゼルも小さくなり、ほとんど目立たない。端末は小さくなったが、画面サイズは大きく進化した。
Xiaomi Mi A3は画面内指紋認証搭載


Xiaomi Mi A3は2万円代ながら、最新技術の画面内指紋センサー(In display Touch Sensor)に対応。顔認証にも対応しているが、認証率がそこまで良くないので指紋センサーがおすすめ。

最新の画面内指紋センサーと比べるとやはり速度は落ちるが、気になるレベルではなく普段使いでは問題なし。指紋認証派には非常におすすめだ。
Xiaomi Mi A3はピュアアンドロイドのAndroid One搭載
Android Oneは、Googleが展開するAndroid搭載スマートフォンのブランド。安価でアジアなどの開発途上国、新興国市場での流通を目的としたことから2014年から発売。
純正Androidを搭載、Googleによって最長2年のOSアップデート、3年間のセキュリティパッチが保証されている。

中国では中国政府によって海外アプリの使用が制限されている。そのため中国版の端末ではGoogle Playストアが使えない・インストールされてない端末も少なくない(厳密には後から入れられる場合が多い)。
しかしGoogle純正のAndroidのためそのような心配は無用で、Googleのサービスはもちろん日本語化も簡単にできる。
Android Oneは最新のアップデートも受けられるので安心。Googleレンズも問題なく使えた。
Xiaomi Mi A3のカメラ性能レビュー:48MPと超広角カメラも凄い


とにかく Xiaomi Mi A3の凄い点はカメラ性能。4800万画素での撮影や、iPhone 11 Proのような超広角撮影も可能。

4800万画素+800万画素+200万画素のトリプルカメラ搭載でAIにも対応。メインカメラ+超広角+深度と言う構成でF値はそれぞれ、1.79+2.2+2.4。
Xiaomi Mi A3の超広角レンズレビュー:iPhone 11 Proライクに撮れる

これが普通のカメラで撮影した写真。超広角(0.6倍)、通常(1.0倍)、ズーム(2倍)と簡単にiPhone 11 Proのように切り替えられる。

同じ場所から超広角で撮影した写真。かなり画角が広がり、先ほど写っていなかった家や木が入っている。


ジャングルジムに乗っている様子を撮影。上がポートレートモードで、下が超広角モード。同じ場所からは撮影したとは思えないほど画角が違う。
Xiaomi Mi A3のポートレートモードもレビュー


ポートレートも画角は狭まるが、綺麗に撮影できた。これで2万円代なら十分満足のいく出来具合。
Xiaomi Mi A3で48MP撮影レビュー

メインとも言える48MP(4800万画素)のカメラ。拡大してもかなり綺麗で素晴らしい。ただし超広角やAI補正は使えないので注意が必要。ただしフィルターは使用できる。


天気が少し曇りだったので暗めに見えるが、十分に綺麗。天気の良い日にある程度光があればかなり綺麗に撮れそう。


2万円代のスマートフォンで撮影したとは思えないクオリティ。近づいて撮影するともはや一眼レフやミラーレスにも劣らない。
Xiaomi Mi A3 48MPとLeica レンズのミラーレスカメラを比較レビュー
こう比べてみると違いはそこまで感じない。この写真ではMi A3の方がクリアな印象。
ボケ味は流石に敵わないが、スマートフォンで撮影したとは思えない。4800万画素は伊達じゃないぞ。
Xiaomi Mi A3レビューまとめ:2万円で使える機能を完全に超えてる

毎回のようにXiaomi(シャオミ)のスマートフォンには驚かされているが、今回も期待をいい意味で裏切られた。
Xiaomi Mi A3 の画面の解像度は正直イマイチだが、48MP・超広角撮影や画面内指紋認証などはこの価格帯では考えられない機能が詰まったスマートフォン。これからも注目して見ていきたい。
Redmi Note 8 Pro もおすすめ



こちらも2万円台の高級感漂う端末。6400万画素カメラと6.5インチの大画面を搭載。
ゲーム用に設計されており、ゲームスマホとしても十分。こちらもコスパの高いXiaomiスマホ。
▶︎Xiaomi Redmi Note 8 Proレビュー。2万円台で6400万画素カメラ搭載の快適ゲーム端末
Mi Band 4と合わせて使うと最適



カラーディスプレイに対応した「Mi Band 4」もおすすめ。
格安の値段でApple Watchとほとんど同じことができる。シンプルでミニマルなデザインも良い。
Mi Band 4が快適過ぎです。
この親指ほどのサイズで基本的にApple Watchとほぼ同じ機能が詰まってます。特に通知は便利。60gという軽さに慣れてしまうと、腕時計が着けれなくなる(重く感じる)のがデメリット。Apple Watchの出番がなくなってしまった。#Xiaomi pic.twitter.com/8nIO3TaSW5
— DAIKING@DAIKINGのおブログ (@DaikiUehara3) November 19, 2019
▶︎Xiaomi Mi Band 4レビュー。超小型・軽量で充電ほぼ不要なスマートバンド